スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「怪獣使いと少年」または「怪獣使いの遺産」

 先日の土曜日にウルトラマンメビウスで放映された「怪獣使いの遺産」という回は、帰ってきたウルトラマンの第34話で放映された「怪獣使いと少年」という、11月の傑作選として有名な話の後日談という形で新しい話として放映されました。この話は帰りマンの中でもかなり重くハードな話なので、今ごろ何をどうするつもりなのだ~という興味がいっぱいでありました。
 ざっとあらすじを言えば、地球の環境調査に来たメイツ星人が凄まじい環境汚染のために、体を壊しとある町の廃屋に倒れる。何時しかそこに住む男は宇宙人だという噂が流れ、町の住民から忌み嫌われるようになるのだが浮浪児の少年に介護され細々と命をつなぎとめられていた。町の住民たちは気味悪がってMATに退治を依頼するが、何か被害を与えたわけでもない無力の病人(メイツ星人)と孤児をどうすることも出来ずに嫌な雰囲気だけが充満していく。やがて見知らぬ物に対する恐怖が爆発点を越えた町の住民たちの手によってメイツ星人は殺され、それが引き金になって活動を開始した怪獣ムルチが街を破壊し始めるのだが、おののく町の住民たちにウルトラマンである郷秀樹は、身勝手な感情だ、当然の報いだと冷笑するのだが、今、災厄に襲われた人々を捨て置くことは出来ずにムルチを退治する。残された孤児の少年はメイツ星人の宇宙船を掘り出して「こんな星は出て行くのだ」と今日もひたすらに穴を掘り続ける・・・。
 と全然あらすじじゃないですが(汗)、とにかくかなり重いテーマの話で当時小学3年生な私には全然内容は理解できず、今見ても製作側の深い意図はそれでいいのか、とわかりかねる部分が山ほどあります。それだけにメビウスでこれの後日談をやると聞いたとき、どう咀嚼して仕上げるのかすごく興味を持って見ていました。端的に言えば、こうするしかなかったなという感想が最初で、難しいことしちゃいましたねというのが後で感じたことでした。
 30年後に地球に再来したメイツ星人は、地球と友好関係を結ぶべくやってくるのですが、再び怪獣ゾアムルチを引き連れていたために、GUYSには簡単に信用してもらえない。しかもメイツ星人はメビウスを地球防衛兵器と罵り、怪獣はそれに対抗する物だといってはばからないので、話は平行線のまま。とにかく宇宙人=侵略者という構図しか描けないGUYSの隊員の先走りでメイツ星人は傷つき、それをきっかけに怪獣は暴れ周る。今回来たメイツ星人は30年前のメイツ星人の息子という設定なので、話はこじれる一方だという展開です。それを解決したのは親メイツ星人を介護していた孤児の少年から、その話しを聞いて見知らぬ物同士でも、信じられるような世界を作らないといけないと考えた少女が大人になり、園長となった保育園でその意志を子供たちに伝えているという話を聞いて、もう一度地球人を信じてみようと思うようになる。
 こーんな感じでメイツ星人は地球を去る、という結末なのですが。先のお話をどう引きずって〆るのか期待していただけに、そのあたりは無難な着地点を見つけたのかなとも思えました。帰りマンでは異邦人(異星人)への行き過ぎた恐怖が悲劇を生むのですが、今回はそのあたりの話は希薄で、何時もの宇宙人だから悪いという図式の上に話をつなげているので、メイツ星人がもう一度地球人を信じてみようという部分が他の宇宙人を出しても印象は同じなんだろうな、と思えてしまうのが残念でなりません。それは親メイツ星人を介護していた孤児の少年の存在が大きく、彼もまた町の異端者だっただけに悲劇性を増加させていたのですが、悲劇の話を聞いて育った少女が大人になって~というだけではもう一つ盛り上がらないというか、説得力に欠けるというか。今の時代、差別やいじめなど前の主題に関連させるテーマはさらに深刻化しているのですから、やはりあの孤児の少年が生きて話しに絡んでくれば、もう少し前作との関連性が深まってぐっと濃い話になったと思うのですが、まあそのあたりは難しいよなあ。時代が違うし。
 でも、この話は子供向けであっても、今の大人向け(当時の子供向け)に作っているのは明白だから、この話の後日談を作ろうというのならその部分、もう少し配慮して欲しかったことも事実です。メビウスって、こういう展開の話が多いからよけい目に付くのですよ。あー何だかもったいない気もします。なので慎重に丁寧に話を作って欲しい物です。
ウルトラマンは難しいな。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

尾張屋藤兵衛様、こんにちは。
ブログでは初めまして。町田市のFAZZです。ご無沙汰してます。
や~僕も見ましたよ、「怪獣使いの遺産」
ここのところ、タロウが出たり正体がばれたりと急展開なメビウスですが、まさか「怪獣使いと少年」の続編とは!!
うちの長男がまだ見ていないと言うので、レンタルDVDで予習してから観ましたよ。
なんといっても、直木賞作家でオタクで有名?な朱川湊人さんの初脚本と言う事でどうなる事かと思いましたが、朱川氏のサイト「超魔球スッポぬけ!」で本人も「上原正三さんの許可もいただき、めいっぱいやらせていただきました。」と書いていたので期待していました。
ぜひ次は仮面ライダーの脚本を…(小説宝石の8月号で宮内洋と対談している事だし)
おおっと思ったのは、「30数年前の出来事は、二度と起こってはならない悲劇です。(中略)ですが…今危機に晒されている人々を守る事が、GUYSの使命であることにも変わりありません」 あたりの会話ですね。サコミズ隊長、かっこいいス。
しかしリュウさん、ミライがウルトラマンって知っているんだから、せめて威嚇射撃にしろよ~とかなんとか。せめてメイツ星人に一言謝れ~。
クゼ・テッペイ隊員が「こんなこともあろうかと…」とか言って、マペット怪獣で超獣ドラゴリーを参戦。ムルチを一撃で引き裂いて終わり。ってオチはどうでしょうか?
人様のブログに好き勝手書いて、失礼しました。
でわでわ~

 どもです。ごぶさたです。お元気そうで何よりです。今回の話、ところどころいいとこはあるのですが、気負いすぎというか、もう少し昔の主題を今風に解釈した上でプラスαが欲しかったというのが正直な気持ちです。それはヤプールとかの回でも同じなんですけどね。
 息子さんはどういう印象を持ったのでしょう?きになりますねぇ。
 あ、オチでトラゴリーがムルチ引き裂きですか(汗)。そういえばそんなことありましたね。地球に迫る妖星ゴラン(笑)。もう一度ヤプールとメトロン出してお話を(大汗)。
プロフィール

尾張屋藤兵衛

Author:尾張屋藤兵衛
 鉄道ほか乗り物一般とロボ好きなおっさん。下手の横好きで今日も模型を作っていたりする。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。